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 [上海/台北 7日 ロイター] - 中国の映画規制当局は7日、台湾で11月に開かれる「台北金馬映画祭」に中国の映画関係者は参加せず作品を出品しないと発表した。理由には言及していない。

 国家電影局が出版する雑誌(訂正)が、ソーシャルネットワークの微信(ウィーチャット)の公式アカウントで明らかにした。

 同祭典に関連する「金馬奨」は、中国語圏版の米アカデミー賞とされている。

 昨年11月の金馬奨のイベントでは、ドキュメンタリー映画製作者が台湾の独立を認めるよう呼び掛ける一方、中国本土の俳優が賞を授与する際に「中国台湾」と発言し、議論を呼んでいた。

 上海を拠点とする映画評論家のDong Shu氏は「映画業界の観点からすれば、金馬奨は中国本土、台湾、香港の映画交流のよい拠点だった」と指摘。その上で「台湾の一部の人たちは政治的にデリケートな作品を出品し、これは中国本土にとっては越えてはならない一線を越えたことになった。この賞が意味するものが変わった」との考えを示した。

 中国文化観光省は先週、本土の47都市の住民に対し、8月1日から台湾への個人旅行を認めないと表明した。

 *英文の訂正により、2段落目の「国家電影局」を「国家電影局が出版する雑誌」に訂正します。