写真・図版 米ロサンゼルス・オペラは13日、総監督を務めるスペインの世界的テノール歌手プラシド・ドミンゴ氏(78)への性的不正行為の告発を調査することを明らかにした。同氏は、告発は不正確だと反論している。2018年5月11日、ニューヨークで撮影(2019年 ロイター/Shannon Stapleton)

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 [ロサンゼルス 13日 ロイター] - 米ロサンゼルス・オペラは13日、総監督を務めるスペインの世界的テノール歌手プラシド・ドミンゴ氏(78)への性的不正行為の告発を調査することを明らかにした。同氏は、告発は不正確だと反論している。

 サンフランシスコ・オペラとフィラデルフィア管弦楽団は、9月と10月に予定されていたドミンゴ氏の出演を取りやめたと発表した。

 AP通信によると、ドミンゴ氏はクラシック音楽界の歌手8人やダンサー1人などから告発を受けているという。

 AP通信は告発を行った女性らに取材。ほかにも音楽家、声楽教師、舞台裏スタッフら30人近くに話を聞いたところ、30年前からさまざまな都市で行われたドミンゴ氏の「性的な意味合いのある」行為を目撃したと証言したという。

 LAオペラは声明で「ドミンゴ氏に関する申し立てを調査するため、外部弁護士と契約する」と説明。「すべての従業員とアーティストが等しく快適で、評価され、尊敬されていると感じるようなプロフェッショナルで協力的な環境を醸成するために、あらゆる措置を取ることにコミットする」とした。

 ドミンゴ氏は声明で、この告発について「非常に厄介で、提示されている通り、不正確」だと反論した。ただ、「いかにそれが昔のことで、私の最善の意図によるものであったとしても、自分が誰かを怒らせたり、不快にさせていたと聞くのはつらい」とコメント。「すべての交流と関係が常に歓迎され、合意に達していると信じていた」と弁明した。

 さらに、故意に誰かを傷つけたり、不快感を与えたり、当惑させたりすることはないものの「私たちが現在判断され、判断されるべき規則や基準が、昔とは大きく異なっていることは認識している」と付け加えた。

 ドミンゴ氏はホセ・カレーラス氏、故ルチアーノ・パバロッティ氏とともに「3大テノール」と呼ばれている。