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馬の灸の張紙出たり摩耶参

(02/05 愛媛版掲載)

 馬の灸(きゅう)の張紙出たり摩耶参(まやもうで) 1902(明治35)年

 「摩耶」は釈迦の生母。その摩耶夫人を祭るのが兵庫県六甲山の一峰・摩耶山にある天上寺。旧暦2月初午(はつうま)の日には、近隣の人々が飼馬の息災を祈願し、飾り立てた馬を引いて集まってきたという。

 天上寺のHPをみると、今年の「摩耶詣」は春分の日の開催とあり、内容も【山の安全と世界の平和を願う】となっていた。たしかに「馬の灸の張り紙」みて依頼人が仰山(ぎょうさん)出てくる…ようなご時世ではないものなあ。折しも今日が初午である。

夏井 いつき(なつい・いつき)
 1957年、愛媛県愛南町生まれ。俳句集団「いつき組」組長、元中学校国語教諭。「第8回俳壇賞」「第5回中新田俳句大賞」受賞。学校などで行う俳句のイベント「句会ライブ」、「俳句甲子園 全国高校俳句選手権大会」の運営に携わるなど、全国的に幅広く活動中。
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