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きさらぎや雪の石鉄雨の久万(02/06 愛媛版掲載) きさらぎや雪の石鉄雨の久万 1892(明治25)年
「きさらぎ」と声に出してみる。なんと美しい言葉だろうと思う。その響きの中にほの見える2月の凛(りん)とした空気と光を愛さずにはいられない。 「雪の石鉄雨の久万」という地名もまた美しい。たとえこの地名を知らぬ人であっても、「雪の石鉄」とあれば雪を冠した高い山かもしれぬと推測するだろうし、「雨の久万」はその山裾(やますそ)に広がる土地に違いないと想像するだろう。この「きさらぎ」の「雨」もまた実に美しい。
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