現在位置:asahi.com>文化・芸能>コラム>子規おりおり> 記事 茗荷よりかしこさうなり茗荷の子(07/11 愛媛版掲載) 茗荷(みょうが)よりかしこさうなり茗荷の子 1892(明治25)年 以前住んでいた御幸の家の近くに気の利いた蕎麦(そば)屋があって、原稿に行き詰まった時などは、気分転換に昼酒を飲みに行ったものだった。薄く切った「茗荷の子」にこれまた薄く削った鰹節(かつおぶし)をのせただけの突き出しで、機嫌良く酒が飲めた。 細く伸びた「茗荷」よりもふっくり育った「茗荷の子」の方が賢いのかどうかは知らないが、噛(か)めば微(かす)かにふわんと香る「茗荷の子」を思うと、成(な)る程(ほど)「かしこさう」な味に思えてくるから可笑(おか)しい。 プロフィール
PR情報 |