現在位置:asahi.com>文化・芸能>コラム>子規おりおり> 記事 仏壇の菓子うつくしき冬至哉(12/22 愛媛版掲載) 仏壇の菓子うつくしき冬至哉(かな) 1900(明治33)年 父が死んだのは、私が23歳の年。祖母・母・私、女だけで暮らす家の中心には常に「仏壇」の存在があった。何があってもまずは「お父さんにお供えして」「これは信が好きやった」と、母も祖母も競うように「仏壇」に物を供えた。 居なくなった父を「仏壇」の暗がりに見いだせないでいた私は、線香も鉦(かね)も大嫌いだった。素直に手を合わすことが出来るようになるまで、私には「冬至」のような長い長い夜が必要だった。 プロフィール
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