現在位置:asahi.com>文化・芸能>コラム>子規おりおり> 記事 行く年を母すこやかに我病めり(12/29 愛媛版掲載) 行く年を母すこやかに我病めり 1896(明治29)年 明治29年は子規にとって腹を括(くく)らねばならない年でもあった。左腰の痛みは結核性脊椎(せきつい)カリエスだと分かり、自分に残されている時間におおよその見当がつき、自分のやるべきことがまだ膨大にあることに苛立(いらだ)ちを覚える闘病の日々。 そんな子規を支える「母」は、今年を「すこやかに」過ごし、ものに動じない「母」として新年を迎えようとしている。「我病めり」の悲愴(ひそう)よりも「母すこやかに」の安堵(あんど)に寄り添ってあげたい一句だ。 プロフィール
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