現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>舞台>演芸> 記事 「グ〜」で大ブレイク エド・はるみ2008年05月09日16時05分 お笑い芸人としては、かなりの遅咲きになる。吉本興業グループの芸人らの養成所「NSC東京」の門をたたいたのは05年4月。周りは10、20代の若者ばかりで、入学にためらいがあったという。「ほぼ倍の年齢で飛び込む訳ですから、勇気もいりましたし、怖いという不安が大きかったんです」 それでもお笑いの道を志したのは「環境を変えたかったから」。入学前は役者を目指し、事務所にも所属せず新劇の一人芝居を続けていた。「新劇に疑問を感じ始め、私の原点は何だろうと胸に手を当てて考えたときに、やっぱり『お笑いだろう』と。小さいころは、加藤茶さんの『ちょっとだけよ』のまねなどで人を笑わせる子どもでした」。思い切って踏み込み、今は「あのとき決断してよかった」と思う。 NSC卒業からまだ2年ほどしかたっていないのに、連日テレビに出る売れっ子になった。写真のように、親指を上に向けた手を前に突き出し「グ〜」というフレーズがヒットしている。NSC東京には年間約500人入学し、卒業時には200人、さらにメジャーな舞台に立てるのは数組という厳しい世界を勝ち抜いている。 「グ〜」は、語学講座の講師が生徒の話しぶりに「グ〜ッド」とほめるところが起源。実際にコンピューターとマナー講座の講師を務めた経験があり、スーツを着て講座形式のネタをするのが見た目にも自然だと思い、その流れではじめた。動きは自然に降りてきた。 踊りながら音楽に乗せて「ダンシン『グ〜』」と言うなど、ネタのバリエーションも広がった。「グ〜」以外のネタ作りにも意欲的だ。「この年だからこうなんだとか、夢を見るのは10、20代までとか、そういう考えはすごくもったいない。自分が求めさえすれば、死ぬまで人の可能性は無限だと思うんですよ。自分の可能性にふたをしないということでしょうか」 年を重ね、笑いの良さにも気づいた。「人が笑顔になることのすばらしさは魅力。なんて深くて社会的にも意味があるんだろうと思います」。笑いを通して人間的に成長することと、笑いが日本の中で認められ、社会が明るく楽しいものになること。柔らかな物腰で、大まじめに大きな目標を語った。 (文・岩本哲生、写真・蛭田真平) ◇ えど・はるみ 東京都生まれ。「エド・サリヴァン・ショー」で知られる米国の人気司会者、エド・サリヴァンにあこがれて命名した。最近は、テレビ番組の企画で「グーグー体操」という歌と踊りにも挑戦し、「本気でコウハ『グ〜』を狙っています」。 PR情報文化・芸能
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