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団十郎が本格復帰 療養後初めて、昼も夜も

2006年11月02日

 1日から東京・東銀座の歌舞伎座で始まった「吉例顔見世大歌舞伎」で、市川団十郎が病気療養後、初めて昼・夜の部とも出演している。団十郎は「半年ほど用心をしてきましたが、これで本格復帰です」と語る。

 昼の部「伽羅(めいぼく)先代萩(せんだいはぎ)」では、妖術を使う仁木弾正に扮し、実悪のすごみを見せて大立ち回りを演じる。白鸚、二代目松緑の2人の叔父が得意としてきた役で、松緑に教わったという。

 「雲の上をふわふわ歩く場面で貫目(重み)を出せるかどうかが急所です。日本料理で言えば、ダシが決めてだが、同じ昆布とかつおぶしを使っても湯加減ひとつでダシの味が違ってくる。基本を守りながら、いい味を出したい」と語る。

 夜の部「河内山」は河竹黙阿弥作の世話物。初演では九代目団十郎が主演し、市川家にゆかりの深い演目だ。大名に横恋慕されて窮地に陥った質屋の娘を、数寄屋坊主の河内山が使僧をかたって救い出しに行く。素性を暴かれて後のタンカが聞き物だ。

 「悪党が善をなす話で、茶坊主と使僧との切り替えがきれいにいくかどうか、キレが要求される。そこで爽快(そうかい)さを出すことが大事。『悪に強きは善にもと』など、黙阿弥の名せりふを心地よく聞かせたい」

 25日まで。他の出演は雀右衛門、菊五郎、仁左衛門、三津五郎、富十郎ら。1万7000〜2500円。電話03・5565・6000(チケットホン松竹)。

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