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「脱力系」粋な都々逸 音曲師・柳家紫文が関西でライブ

2006年10月03日

 本格派の三味線に粋な都々逸やギャグを乗せる芸を売り物に、東京の寄席で活躍する音曲師・柳家紫文(しもん)が大阪と京都でライブを開く。17日には天満天神繁昌亭の昼席にもゲスト出演する。紫文は「演芸の各ジャンルの間で交流が盛んな関西はお客の耳が肥えていてやりがいがある。繁昌亭での反応も楽しみ」と話している。

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柳家紫文

 常磐津三味線方として歌舞伎座の本公演などに4年間出演した後、95年、音曲の柳家紫朝に入門。新内、長唄など三味線一通りを手の内に入れている。女性の弟子3人(東京ガールズ)と組んだ邦楽バラエティーでも活躍する。

 寄席では「長谷川平蔵シリーズ」で人気を呼ぶ。

 「火付け盗賊改め方の長谷川平蔵が、両国橋のたもとを歩いておりますと、1人の富山の薬売りが足早に平蔵の脇を通り抜ける。向かいからは水商売らしき1人の女。2人が橋の上ですれ違う。『もし、眠り薬はなくて?』『越中富山の薬売りは置き(起き)薬よ』」

 こんなネタが商売違いで無数にあり、ネタの間を三味線でつなぐ。渋いしゃべりの合間にもばちが入る。艶(つや)っぽい本格派の音曲の後、脱力系のだじゃれで落とすのが、ばかばかしく、またなんとも粋だ。

 紫文は「よく江戸前とか言われるけど、粋とは何かなんて僕にはわからない。ただ、押しつけがましくなく、自分のスタイルでお客さんにおもしろがってもらえれば」と話す。「寄席では少々やりにくい」という粋芸の代表、都々逸も今回の公演ではたっぷり披露するという。

 公演は14日午後6時、大阪・千日前のトリイホール(06・6211・2506)。紫文の粋曲と桂米左の落語「たちきれ線香」。2人の邦楽セッションとトークも。2800円。15日午後4時、京都府宇治市の県(あがた)神社。三味線漫談など。2千円。問い合わせは艶芸サロン(090・9629・6734)へ。

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