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埋もれた文楽演目再び 早大で今月と来月

2006年09月20日

 上演が途絶えて久しい文楽の演目を復曲する公開講座「浄瑠璃」が、東京・早稲田大学演劇博物館の主催で9、10月に1回ずつ開かれる。両日とも復曲奏演に加えて、内山美樹子・早大教授の解説がある。演目が固定しがちになる文楽界の、すそ野を広げようという企画だ。

 9月25日は近松半二作「往古曽根崎村噂(うわさ)――教興寺村の段」。近松門左衛門の「曽根崎心中」との関連が伝承されている「半二の曽根崎心中」だ。世話物屈指の難曲で、文楽では明治中期以降、上演が途絶えていた。浄瑠璃の竹本千歳大夫と三味線の野澤錦糸が、残された三味線譜をもとに今回初めて復曲した。

 10月10日は「北条時頼記―女鉢の木雪の段」。先行作品へのパロディー精神があふれ、哀切な文弥節を多用した18世紀の大ヒット曲だ。明治10年を最後に上演が途絶えていたのを、故・豊竹呂大夫が84年に復曲し、3回上演された。今回は浄瑠璃の豊竹英大夫と三味線の鶴沢清友が再演する。復曲されても再演が続かないと、また埋もれてしまう、という危機感から企画された。

 両日とも午後2時から、早大小野記念講堂で。無料。予約は不要。問い合わせは電話03・5286・8110(同博物館)。

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