現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>舞台>古典芸能> 記事 宮内庁楽部、舞楽を上演 東京・国立劇場2007年02月15日15時05分 千数百年前の優雅な王朝美を今に伝える宮内庁楽部の舞楽が23日、東京・国立劇場で上演される。雅楽の中でも演奏だけの管弦と違い、舞いを伴う舞楽。開場40周年を記念して大曲「五常楽(ごしょうらく)」と、狂言を思わせる稀曲(まれきょく)「胡徳楽」と意欲的な構成だ。同楽部の上明彦首席楽長は「いつもはあまり上演出来ない曲を選んだ」と言う。
雅楽と国立劇場の縁は深い。開場した41年に管弦、翌年に舞楽を記念上演した。この時、明治以降ほとんど鑑賞の機会がなかった「胡徳楽」を復活して話題になった。抽象美の舞楽の中では珍しく、明快な筋がある。貴族の屋敷で酒宴が開かれ、客を接待する人が盗み酒をして泥酔してしまう。酔態のアドリブのある舞が、せりふのない狂言のような笑いを呼ぶ。久しぶりの上演になる。 「五常楽」は、4人の舞人がゆったりと舞う。序破急の楽章がそろう大曲だ。部分上演が多いが、今回は楽部では68年以来の通し上演。 2曲とも伝承に重きを置く宮内庁楽部(定員26人)らしい取り組みだ。15歳から洋楽を含めて7年の実技研修の後、試験に合格して楽師としてスタートする。古典芸能の中では有数の厳しい養成システムが、雅楽伝承を支える。かつては世襲が多かったが、今は一般からの楽師の方が多い。「この道に入って半世紀を超えた。果てのない修業です」と上首席楽長は言う。 前売り完売。当日券4500円のみで、枚数はわずか。電話0570・07・9900(劇場)。 PR情報この記事の関連情報 |