約250年の歴史を持つ女流義太夫の素浄瑠璃演奏会が、初めて海外で開かれる。義太夫語り・竹本越孝と三味線・鶴澤三寿々が今月下旬、フランスに渡り、28日にはパリ日本文化会館でコンサートを開く。
芸能史研究家の水野悠子氏によると、海外で人形芝居の演奏を受け持ったことはあったが、純粋な演奏会は初めてという。
きっかけは、フランソワ・ビゼ青山学院大准教授が05年に開いた演奏会。観客の中にいたフランス著作権事務所のコリーヌ・カンタン代表が、渡仏公演を実現に導いた。
演目は、義太夫節の名作「義経千本桜」「一谷嫩軍記」から。越孝は「どこまで女流義太夫独自の伝統の魅力を伝えられるか、責任は大きいと感じています」。