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三味線・清志郎、文楽「新版歌祭文」で大抜擢

2007年12月07日15時54分

 東京・三宅坂の国立劇場で上演中の文楽「新版歌祭文」で、三味線の鶴澤清志郎が活躍している。お染久松の心中物だ。清志郎が弾くのは「野崎村の段」の発端となる「座摩社の段」。役ごとに大夫を割り当てるため、床に9人の大夫が並ぶ。三味線は33歳の清志郎ただ一人。

写真鶴澤清志郎

 「大抜擢(ばってき)されたと思います。あまり深入りせず、ぐにゃぐにゃこしらえずに、人物を弾き分けないと。スカッと、りりしく、ですね」

 国立劇場研修生出身。人形遣いを志したが、師匠清治の勧めもあり、三味線に本腰を入れ始めた。師の「感じること→課題の抽出→解決」という教えに忠実になろうと懸命だ。「硬軟自在、シャープでまろやか。手応えを感じていただける音を出したい」

 16日まで。ほかに文楽鑑賞教室の「伊賀越道中双六 沼津の段」など。竹本千歳大夫、鶴澤燕三、桐竹勘十郎らも出演。劇場(0570・07・9900)。

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