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「怪談牡丹燈籠」を人情噺で 五街道雲助

2007年04月27日16時05分

 三遊亭円朝作品に取り組む落語家の五街道雲助が5月2日から、東京・新宿の紀伊国屋ホールで「怪談牡丹燈籠(ぼたんどうろう)」を4席連続で口演する。「怪談ではなく、人情噺(にんじょうばなし)として高座にかけたい」と話す。

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 雲助は二つ目時代、「三遊亭円生師匠の円朝物はやろうと思えばできるけど、古今亭志ん生は誰もまねできない」と断言したら、古老から「実際やってみてから言いなさい」といさめられた。奮起して円朝作を演じる勉強会を始めたが、数十人の客はしまいに1人に。「いさめてくれた人、1人のお客さん。彼らがいなければ芸風が変わっていたかもしれない」

 雲助の語り口は重厚で、噺の骨格を太くあぶり出す。「牡丹燈籠」は、燈籠を下げて訪ねてくる女は焦がれ死にした「お露」の幽霊――という有名な話だが、人情噺の性格も濃い。雲助は今回、円朝・弟子の円喬・円生の速記本を研究し、「お露新三郎」「お札はがし」「栗橋宿」「関口屋ゆすり」の4部に再構成した。

 「円朝は訥弁(とつべん)だったのか文字数が少ない。間を生かして人情を表現したのだと思う。まずは1席目に漂う男女の情感をしっかり描きたい」

 連続口演は「紀伊国屋寄席」の中で行い、8月まで毎月1回。開演午後6時半。各3000円。

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