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蒼井優がシェークスピア舞台に初挑戦

2007年03月19日09時47分

 映画「フラガール」で女優賞を総なめにした蒼井優(21)が、蜷川幸雄氏(71)演出のシェークスピア舞台に初挑戦することが18日、明らかになった。10月の埼玉公演からスタートする「オセロー」で、悲劇の妻デスデモーナを演じる。

  蜷川&蒼井の「オセロー」は、蜷川氏が98年から彩の国さいたま芸術劇場を拠点に展開してきたシェークスピアシリーズの第18弾。2人は04年の舞台「シブヤから遠く離れて」以来2度目の顔合わせとなる。

 蜷川氏は「一緒に仕事をした時から、いつか優ちゃんはシェークスピアができる女優さんだと思っていた。『オセロー』をやると決めた時に、真っ先に優ちゃんが思い付いた」。同年のシリーズ第13弾「タイタス・アンドロニカス」をともに観劇した際に蜷川氏が出演を持ち掛け、昨年正式に企画が立ち上がった。

 「オセロー」は壮年の黒人将軍オセローと、若き白人の妻デスデモーナの数奇な夫婦愛を描いたシェークスピア4大悲劇の1つ。蒼井は、策謀にはまった夫に殺害されるデスデモーナを演じる。オセローは吉田鋼太郎。蜷川氏は「優ちゃんの良さは、きれいで誇り高くて、一生懸命で、ちょっと生意気そうで、そこが僕には新鮮に映った。デスデモーナの役は、上品で、美人で、奔放さと強さがある。今の優ちゃんにはぴったり。これ以上のデスデモーナはいないと思う」と信頼を寄せる。

 蒼井は、蜷川氏とのシェークスピアに「また1つ夢がかないました。前回に学んだことを生かしつつ、新たな気持ちでたくさんのことを吸収したい。そして今回もめげません」と語り、厳しい稽古(けいこ)で知られる蜷川演出についていく覚悟を決めている。すでに数冊の翻訳本を読み込み、作品の世界観に触れている。「正直、1人で戯曲を目で追っている今の時点ではまだデスデモーナの感覚は私の中にないもののように感じられます。周りの方と合わさった時、どう変化するのかが楽しみでなりません」。

 10月5日の彩の国さいたま芸術劇場を皮切りに、富山、名古屋、北九州、大阪の全5カ所で公演。

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