「やるだけやった」 New OSKの大貴誠が引退へ
2006年12月21日
New OSK日本歌劇団のトップスター大貴(だいき)誠が引退することになり、このほど大阪・道頓堀の大阪松竹座で会見を開いた。最後の舞台は来春、同劇場である「春のおどり」。親会社の近鉄から支援を打ち切られ、自分たちで歩み出してから5年目の節目に、新たな決意をにじませた。
 ファンの前で退団の意思を明らかにしたNew OSK日本歌劇団トップスターの大貴誠=大阪市中央区で
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大貴は神奈川県出身。86年にOSK日本歌劇団に入団し、同年の初舞台でせりふをもらうという異例の抜擢(ばってき)でOSK人生をスタートさせた。男役スターの階段を順調にのぼったが、次のトップスターも間近という02年6月、近鉄から突然の解散宣告を言い渡された。
それから4年間。存続運動の中心メンバーとなって支援を求めて企業を回り、街頭に立って署名活動もした。69人の団員が23人になって再スタートした03年からは、トップスターとして歌劇団を引っ張ってきた。
「やるだけやったという気持ちがあり、OSK創立85周年に当たる来年の退団を決めた。今までで一番うれしかったのはOSKに入れたこと。存続運動が待っているとは思いもしなかったし、みんなとけんかもしたけど、苦しいというより楽しい思い出」と語る。
将来のことは「辞めてから考えたい」と話すが、脚本も書き、舞台ではユーモラスな言葉で客席を沸かす才人だけに、歌劇団はスタッフとしての残留を強く希望している。
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