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3人の踊る悪魔が刺激「クラリモンド」12日から

2006年05月09日

 テオフィル・ゴーチエのゴシック・ロマンを原作としたダンス・ミュージカル「クラリモンド」が、12〜21日に東京・池袋のサンシャイン劇場で上演される。美しい死の女神(安寿ミラ)が若き僧侶(貴水博之)を愛のとりこにする物語。あやしいダンスで舞台を彩る悪魔役を、熊谷和徳、森山開次、舘形比呂一という個性的なダンサー3人が務める。

 「原作は、活字からイメージが豊かに膨らむ名作。これを演出家がひとつの絵に決めてしまっては失敗する」と、演出・構成の栗田芳宏。そこでダンスを大胆に取り入れた。「ダンスはイマジネーション。万人がそれぞれ違うものを感じてくれればいい」

 栗田が「歌詞のない音楽として、なくてはならない存在」と言うのがタップの熊谷。踊りに加え、音でドラマを刺激する。「タップは黒人奴隷から生まれ、本来は激しい怒りをはらんだもの。タップが持つ毒とか悪といった要素を思い切り出していきたい」

 振り付けはH・アール・カオスの大島早紀子。3人がそれぞれのスタイルに合わせて踊る場面もある。熊谷は「舘形さんは圧倒的な肉体美を見せるダンス。開次君は風のように、自然のもののように踊る。これを体験するのは新鮮です」。

 台本笹部博司、音楽宮川彬良。8400円、6300円。電話03・3498・9999(キョードー東京)。23日に仙台・電力ホール、25日に新潟市・りゅーとぴあ、29日に名古屋・名鉄ホールでも。

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