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自らを刀に 森山開次が新作ソロ公演

2006年08月29日

 コンテンポラリーダンスの森山開次が9月1〜13日、新作ソロ「KATANA」を全国5都市で上演する。風になびく草花のような柔らかなダンスで知られるが、今回はあえて封印し、刀のように厳しく鋭い踊りに挑む。

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ポーズをとる森山開次。舞台にツバキの花を降らす予定だ=東京都内で、鈴木好之撮影

 「得意とする柔らかさとは対極の、強さにあこがれる部分が僕の中にある」と森山。昨年、北米で10分間のバージョンを上演。自らの演出、振り付け、美術により、約1時間の「完全版」に仕上げた。

 すり足から大きく身を翻し、ぐっと低く構えた体から、切っ先のように鋭く手と脚を空に突き上げる。

 「今回は、『決め』のような静止が多い。それも、あえて苦しいポーズを選んだ。体が可能なぎりぎりのラインをとることで、踊りに気持ちが入る」

 自分という刀を鍛え上げるような踊り。20分もするとまさに刀のように、全身が汗で輝き始める。

 ダンサーにとって体とは、刀のようなものだ、と森山は言う。

 「自分で言うのも何ですが、日々鍛錬しているダンサーはみんな、けなげでストイックで一生懸命。そして、自分の体と葛藤(かっとう)し、技術だけではなく精神性も体に込めたいと願っている。それが、刀を打つ姿とダブるんです」

 公演では、種子田郷がパソコンを操り電子音楽をライブ演奏する。

 「呼吸の間を大事にしたいので、ライブにこだわっている。テープの決まった音を追いかけるのではなく生でやることで、そのときその一瞬にしかできないことができる、と思う」

 東京公演は1〜3日、青山のスパイラルホールで。5000円。電話03・3413・4172(オフィスルゥ)。6日に名古屋、8日に広島、10・11日に大阪、13日に札幌でも。前売りは完売。当日券が発売される。

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