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〈第6回朝日舞台芸術賞 舞台芸術賞〉東京バレエ団

2007年02月01日17時51分

 歴史的な作品を掘り起こし、かつ、現代の観客を楽しませる――。そんな意欲に満ちた昨年のラインアップだった。

写真東京バレエ団

 19世紀のロマンチックバレエ「ドナウの娘」は、長く上演が途絶えていた幻の名作を振付家ピエール・ラコットが復元。総勢80人以上の出演者が、壮麗な舞台を展開した。

 「ラコットは脇役のマントの裏地にまでこだわるほど、忠実で完成度の高い舞台を目指した。その期待に応えるのは、新作を作るよりもはるかに大変だった」と佐々木忠次代表はいう。

 「ディアギレフ・プロ」では、バレエ団初演となる「牧神の午後」「ペトルーシュカ」で、ニジンスキーらがバレエの革新を成し遂げた伝説の名演に迫った。

 19世紀のロマンチックバレエからベジャール、バランシン、ノイマイヤーら現代作品まで。佐々木代表は「これだけ幅広い作品を次々と上演する団体はほかにない」と自負、「世界には様々なバレエがあることを観客に知って欲しい」。

 創立以来の海外公演は30カ国、計668回に達した。パリ・オペラ座やロシアのボリショイといった本家本元で、東洋人が作り上げたバレエを見せてきた。多国籍集団とせず、日本人ダンサーを育てた理由はこうだ。「日本のバレエの歴史を築くこと、それが我々の目指したものですから」

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 〈東京バレエ団〉 64年創設、現在の団員は約90人。芸術監督は飯田宗孝。年間30〜50公演を行う。

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●受賞あいさつから(佐々木忠次代表)

 いま東京バレエ団は約100名の団員を抱えていますが、彼らに追いつき追い越そうとする少年少女が200名も待ちかまえております。現役ダンサーたちは、なかなか油断も隙もないと思いますけれど、皆さま方の温かいご支援でこれからも頑張っていきたいと思います。

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