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女子高生チアダンス「D☆FREAKS」全米優勝

2007年04月12日16時25分

 横浜市金沢区にある県立金沢総合高校で放課後、40人が夜7時まで踊りの練習を続けている。ダンス部の女子生徒たちだ。とにかく「ダンス好き」なことから、付いているチーム名は「D☆FREAKS」。この3月、チアダンスの本場・米国であった全米選手権に出場したD☆FREAKSは、高校生部門で優勝した。

写真全米選手権で息のあったダンスをみせた金沢総合高校ダンス部(日本チアダンス協会提供)

 「優勝が決まった瞬間、信じられませんでした。その場で、みんなで抱き合って泣きました。アメリカの女の子には体格で負けていたけれど、気持ちをそろえて大きく表現すれば観客には伝わると思ってました」

 部長を務める3年生の桜井美波さん(17)は、こう話す。

 大会はフロリダ州オーランドであった。D☆FREAKSは昨年11月の全日本選手権で一般のチームを含めて1位となり、これが評価されて招待された。全米大会の高校生部門には、選抜された6チームが出場し、予選を通過した4チームによる本選で1位に輝いた。

 チアダンスは、チアリーディングからわかれた競技で、米プロフットボール(NFL)、米プロバスケットボール(NBA)で活躍するチアリーダーはチアダンス出身者も多い。

 県内では、県立厚木高校が04年の全米選手権で優勝し、チアダンスに目覚めた高校生の物語としてテレビドラマになったこともある。金沢総合高校も「伝統校」で、一昨年の全日本選手権の高校生部門では4位に入った。

 大会では、当時の1、2年生16人が2分15秒の演技を披露した。ポンポンを持って踊る「ポンダンス」と、ジャズやヒップホップのそれぞれの音楽に合わせてのダンスを見せ、技術や表現力、チームワーク力などで採点される。

 D☆FREAKSの持ち味は「笑顔」だ。両足を大きく広げての高いジャンプ、素早いターン、全員が高く足を上げてきれいに並ぶラインダンス……。タイミングは、瞬時のアイコンタクトで取り合う。「50メートルダッシュを2分半やっている感じ」という激しい動きなのに、16人の笑顔は絶えない。

 「必死そうな顔で踊れば、見ている人を楽しませない」と、コーチの川住幸子さん。川住さんもD☆FREAKSのOGで、いまはダンスのインストラクターを務めている。

 部員には、バレエやモダンダンスの経験者が多い。学校の卓球場や格技場のほか、近くの小学校の体育館を借りての練習は毎日2、3時間に及ぶ。ときには過呼吸になってしゃがみ込む部員も出るほどだ。その激しい練習の積み重ねが「笑顔」を支えた。

 本選の結果は10点満点で「9.08点」。2位の米国の高校の「8.77点」を大きく引き離しての優勝だった。

 高校では6日に入学式があった。D☆FREAKSには、入部希望の1年生約20人がすでに練習の見学に訪れた。

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