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劇団「猫のホテル」が代表作「苦労人」を再演

2007年04月16日15時11分

 テレビ、映画などでも活躍する俳優、中村まこと、市川しんぺー、菅原永二、池田鉄洋らが作る劇団「猫のホテル」が代表作「苦労人」(千葉雅子作・演出)の改訂版を18〜29日、東京・三軒茶屋のシアタートラムで上演する。劇団員全10人が出演し、苦労して生きる男たちの姿をオムニバス風につづる。

 同劇団は、さえない人たちをリアルなタッチで描く舞台で着実に観客を獲得している。中でも97年初演、00年再演の「苦労人」は「人間の愚かさ、みっともなさを描く劇団の特徴がよく出た作品」と、主宰で俳優でもある千葉は話す。

 男優8人が1場面ずつ主人公を受け持って、室町時代から平成まで、いつの時代でも社会の歯車として苦労する男たちを笑いを交えながら描く。

 国学院大学の演劇研究会出身者を中心に90年に旗揚げした。個性的な俳優らはいま、映像やプロデュース公演にひっぱりだこ。舞台やドラマ脚本など千葉への執筆依頼も増え、それぞれが上昇気流に乗っているように見える。

 その状況を千葉は「外の世界との出合いは楽しいし得るものも多い。でも、それで消耗したり、演劇に対する情熱の量の限界を見誤ったりしたら、危ういとも感じます。劇団を続ける気持ちに揺るぎはないので、他人とは違うペースで持続してゆきたい」と冷静に受け止めている。

 4800円。電話03・5432・1526(劇場)。

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