現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>舞台>演劇> 記事 元宝塚の彩輝なお、初主演「暗くなるまで待って」2007年09月01日14時32分 宝塚歌劇団の元月組トップスターで女優の彩輝なおが、翻訳劇「暗くなるまで待って」(フレデリック・ノット作、青井陽治訳・演出)で、宝塚退団後初めての主演舞台に臨む。宝塚時代からの芸名「直」を「なお」と改め、髪を肩まで伸ばした彩輝が演じるのは、オードリー・ヘプバーンが映画で演じた盲目の妻役。「お芝居の面白さと難しさがいっぱいで、やりがいがある」と語る。
米ブロードウェーで大ヒットした舞台劇で、67年に映画化された。夫が偶然持ち帰った人形に麻薬が隠されていたことから、3人の悪漢がアパートを訪れ、留守を守る妻からあの手この手で人形を奪おうとする。心理ゲームのような男たちとのやりとりや大詰めの暗闇の中での格闘など、主人公の見せ場の多いサスペンス劇だ。「とても頭のよい、すてきな女性の役。私に演じられるだろうかという不安もあったけれど、彼女と同様、決して負けずに困難にぶつかるぞと思いながらけいこしています」 舞台上のドラマはスリリングだが、その根底に流れるのは夫への愛だと彩輝は言う。「ついさっきまでの平穏な日常が遠い昔に感じる。夫との再会の場面ではいつも泣いてしまう」 宝塚時代は華のある美貌(びぼう)の男役として活躍。一昨年の退団直後、ミュージカル「プロデューサーズ」で色気をふりまく金髪美女を演じ、鮮やかな転身が話題を呼んだ。「榊原郁恵さんのピーターパンを見て以来、女優があこがれでした」。宝塚での豊かな経験を財産に、「ちょっと遅めのスタート」で、少女時代からの夢に挑んでいる。 ◇12〜17日、東京・北千住のシアター1010で。7500円。キョードー東京(03・3498・9999)。 PR情報 |