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劇団四季韓国公演が閉幕 4億円赤字も「大きな意味あった」

2007年11月28日15時34分

 韓国でロングラン公演を続けていた劇団四季の人気ミュージカル「ライオンキング」が先月28日、丸1年、計330回という韓国の最長公演記録を打ち立てて幕を下ろした。4億円を超える赤字も出したが、浅利慶太代表は、韓国のミュージカル界を刺激し、日韓交流にも貢献した点で「とても大きな意味があった」と振り返った。

 ライオンキングは四季の韓国本格進出第1作。ソウルにできた韓国初のミュージカル専用劇場のこけら落としとして開幕し、韓国人俳優が韓国語で演じた。チケット価格も低めに設定、韓国ではなじみの薄い、期限を定めないオープンラン形式を導入し、ミュージカルファンを掘り起こそうとの試みだった。

 四季によると、観客動員数は22万5000人。1ステージ当たりの観客入場率は60%で、9割の入りを誇る日本公演には及ばず、最終的に36億ウォン(約4億5000万円)の赤字になった。背景には、ミュージカルが市民に十分浸透していない現状や、直前まで予約しない韓国の慣習などがあるという。

 韓国ミュージカル界は当初、「日本の大劇団による帝国主義的文化侵略」だと反発。メディアも「赤字で閉幕」(聯合ニュース)などと比較的冷淡な扱いだった。

 だが、浅利代表は「赤字になったため韓国では失敗と思われているが、日韓交流にもなり、多くの韓国人俳優を育てた点で韓国のミュージカル界を助けることもできた」と評価する。終演後のレセプションには進出に抵抗した韓国の演劇関係者も出席して浅利代表と談笑するなど「最後は韓国側とも理解しあえたと思う」(四季関係者)。

 四季はこの先、オリジナル作品などを手がけた後、再び大型公演を企画する考えという。

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