現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>舞台>演劇> 記事 〈第7回朝日舞台芸術賞 秋元松代賞〉三谷幸喜さん2008年02月13日10時28分 作・演出した「コンフィダント・絆(きずな)」と「恐れを知らぬ川上音二郎一座」は、「自分の中で両極にある2作。両方合わせて1本という感じです」と言う。
「コンフィダント」では「笑わせること以外でお客さんを満足させることができるか」に挑んだ。 19世紀のパリで、駆け出し画家たちの友情と葛藤(かっとう)のドラマが展開する。登場するのは、後に名を残すゴッホ、スーラ、ゴーギャン、そして大成しなかったシュフネッケル。画家たちの関係を調べる中でシュフネッケルの存在を知り、「書くべきものが見つかった」。 「彼らの悩みは自分と遠いものではなかった。これまで僕なりに歴史に埋もれた人に光を当ててきたつもりですが、それは結果からものを見た『大きなお世話』だと気づきました。名前が残るかどうかは後になって分かること。生きている時には、有名も無名も差はない。そういう等身大の人間をこれからも描いていきたいと思います」 東宝の新劇場の開場を飾った「恐れを知らぬ〜」では、商業演劇に新風を吹き込んだ。かつての東宝の名物舞台「雲の上団五郎一座」への敬意を込め、「群像劇、それも一座の話にしたかった」。「お客さんに楽しんでもらう商業演劇という場で、自分がやってきたことがどれだけ通用するか。その実験であり、冒険でした」と振り返る。 * みたに・こうき 61年生まれ。ドラマ脚本、映画監督と活動は幅広い。舞台の代表作に「笑の大学」「12人の優しい日本人」など。「マトリョーシカ」で00年鶴屋南北戯曲賞、「オケピ!」で01年岸田戯曲賞。 PR情報 |