現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>舞台>演劇> 記事

夫婦の崩壊 感情のまま舞台で 「ある結婚の風景」

2008年03月10日15時03分

 TPTがスウェーデンの映画監督イングマール・ベルイマン作の舞台「ある結婚の風景」を、16日まで東京・森下のベニサン・ピットで上演中だ。原作は、理想の夫婦と思われた男女の愛憎と離婚を赤裸々に描く73年のテレビシリーズ。妻の役の村岡希美は「三十半ばをすぎ、人生を振り返るようになった自分を重ねて演じたい」と話す。

写真  

 村岡が演じるマリアンヌは離婚専門の弁護士。大学教師ヨハン(天宮良)とは、人もうらやむおしどり夫婦だが、夫のある告白から亀裂が表面化する。「日本の夫婦はこの2人ほど議論しないと思う。でも話の中身や修羅場の様子は共感できる。頭で考えず、感情の通りに動くと、せりふが自然に出てくる」

 所属するナイロン100℃をはじめ、NODA・MAPや阿佐ケ谷スパイダースなどの公演で多彩に演じる村岡だが、翻訳劇への出演はまだ多くない。「作者の台本執筆とけいこが重なることが多い日本の新作と違って、結末が書いてある台本に向き合うのが新鮮。ホンから立ち上がる世界に、自分なりの色や香りをつけられたら」

 鬼頭典子が共演。鈴木裕美演出、広田敦郎台本。6000円。TPT(03・3635・6355)。

PR情報

このページのトップに戻る