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テイモアと宮本亜門 日米演出家が対談

2008年03月13日14時36分

 創立100年を迎えた日米民間交流団体ジャパン・ソサエティー(JS)がシンポジウム「創造の作り手・創造の届け手」を8日、東京都内で開いた。第1部では、日米の演出家、宮本亜門とジュリー・テイモアが、洋の東西を超えた活動について語り合った。

 テイモアは代表作「ライオンキング」のほか、映画やオペラも手がける。宮本は04年、ミュージカル「太平洋序曲」で、東洋人として初めてブロードウェーで演出家デビューした。

 テイモアは、長期滞在した日本とインドネシアから影響を受けたという。「文楽や歌舞伎、舞踏、ワヤンの影絵芝居などからインスピレーションを得た。アウトサイダーの私が新鮮に感じたものを、テクニックとして自作に採り入れて物語る。そうすることで文化の壁を越えることができる」

 一方、東京・新橋の花柳界で育った宮本は「21歳でブロードウェー・ミュージカルを見て、論理的な会話ができないと分からない芝居があると知った」と自らの体験に触れた。

 「米国では僕のアジア的な感性が求められることがある。水上勉さんの原作をミュージカル化した『アップ・イン・ジ・エアー』では、仏教の死生観を米国人に伝えたかった」

 情報があふれる現代の芸術家の役割について、テイモアは「人々の周りにたくさんの鏡を置き、新しい視点を提供するのが芸術家。観客が劇場を去った時に、人生が変わったと感じてもらえるようなものをつくりたい」。

 第2部では、ITビジネス誌編集人の遠藤諭、日本テレビ・エグゼクティブディレクターの土屋敏男、ゲームクリエーターの水口哲也の3人が、ウェブ時代の創造活動について意見を交換した。

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