現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>舞台>演劇> 記事 福助ショパンを舞う ピアノと鼓の融合「舞鼓」2008年03月24日14時22分 ショパンの生涯を、ピアノと舞と鼓のコラボレーションでつづる公演「舞鼓」が4月5日、東京・築地の浜離宮朝日ホールである。ショパンを演じるのは歌舞伎の中村福助。日仏交流150周年記念として今月末、パリでも上演する。「ショパンの魂の原型に迫る音楽劇に」と意気込む。 もともとクラシック好きだった福助自身が企画。絶筆のマズルカの自筆譜に、死のその瞬間まで芸術に突き動かされる表現者の「業(ごう)」を見た。 「和と洋、過去と未来、生と死、そういう隔たりを超えた世界に触れたい」 そう思うようになったのは数年前、ダンサーの勅使川原三郎の舞台「ルミナス」を見てからという。盲目のダンサーと無心に戯れる勅使川原の姿に「かなわねえ」と思った。 「うまいとか下手とか、そんなものを超えた、とぎすまされた世界。私たちは普段、きれいかどうかを意識しなければいけない世界にいるけれど、今回は思い切ってそういうものにとらわれず踊らせてもらう」 クラシックの作曲も手がける三味線の常磐津文字兵衛や、スーパー歌舞伎やパリ・オペラ座公演などで衣装を担当してきた桜井久美ら、ジャンルを超えて活動するアーティストたちと「チーム福助」を結成、ショパンへの思いを重ね合わせている。祖国ポーランドを思いながら、パリで作曲活動を続けるショパンの「天命をつかさどる声」として、昨年亡くなった小鼓の人間国宝、望月朴清の晩年の録音を使う。ピアノは95年ショパン国際ピアノコンクール最高位のフィリップ・ジュジアーノ。 ショパンの才能を愛し、支え、花開かせたパリのサロンの空気を再現したい、と福助は言う。「誰が主役でもない。私たちと観客、みんなでショパンを見守りながら、心で結びつく。そんな舞台を目指したい」 午後2時と6時の2回。9000、8000円。問い合わせは電話03・3267・9990(会場)。 PR情報この記事の関連情報 |