現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>舞台>演劇> 記事 米演出家アッカーマン、演劇集団始動 日本の若手と2008年03月31日15時12分 米国の演出家ロバート・アラン・アッカーマンが日本の若手俳優らと組んだ演劇集団「ザ・カンパニー」を始動させる。第1弾公演は「バーム・イン・ギリヤド」。4月4日から東京の新宿シアターモリエールで上演する。合言葉は「Breaking the borders!」(国境をぶち破れ)だという。
アッカーマンは、米ブロードウェーでリチャード・ギアやアル・パチーノら、ロンドンでジョン・マルコビッチやヘレン・ミレンらの舞台を演出。90年代以降、日本でも多くの翻訳劇をつくってきた。 02年、TPTのワークショップで若い俳優たちと出会ったことが、新カンパニー旗揚げにつながった。「彼らの才能と情熱に驚かされた。日本では無名の俳優に日の当たる機会は少ない。ならば自分たちでそんな場を作ろう、と」 入場無料の「BENT」が話題を呼び、「エンジェルス・イン・アメリカ」「三人姉妹」と、TPTで名作の小劇場公演を続けた。 「演劇教育がゆき届いた欧米に比べ、多様な背景を持つ俳優がいるのが日本の魅力」と話す。昨秋のワークショップからザ・カンパニーとして独立。今後は日本でのオリジナルも上演したいという。 「商業主義に支配されてしまった米国より、日本の演劇状況は自由度が高い。優れた才能を世界に紹介する橋渡し役もつとめたい」 制作陣も若い。伊藤達哉プロデューサーは33歳。阿佐ケ谷スパイダースなど小劇場の人気集団を手がける。伊藤は「日本の演劇独自のルールにとらわれない。俳優に主体性を求め、考えさせる演出。そんな彼の仕事が、日本の演劇を豊かにする力になってくれるはず」と期待する。 日本初演となる「バーム・イン・ギリヤド」も、「BENT」同様、自然発生的に上演が決まった。米劇作家ランフォード・ウィルソンの65年の作品。ニューヨークの終夜営業のダイナーに集う麻薬中毒者や売春婦、ギャングらを描いた群像劇だ。200席足らずの小劇場の舞台を30人の俳優が埋め尽くす。 「今の米国では不可能な、ぜいたくな形の上演です。いつか日本の仲間とニューヨークで上演できたら最高です」 20日まで。薛珠麗訳。パク・ソヒ、チョウソンハ、町田マリー、中川安奈ら出演。6500円。ゴーチ・ブラザーズ(03・5465・1656)。 PR情報文化・芸能
|
ここから広告です 広告終わり どらく
鮮明フル画面
一覧企画特集
ショッピング特集朝日新聞社から |