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たかじんさん言い過ぎ? 娯楽番組での発言、法廷論争に

2006年12月19日

 タレントのやしきたかじんさん(57)が深夜番組で話した内容をめぐり、法廷論争が繰り広げられている。近畿地方の男性が、「うそ」の発言で名誉が傷つけられたとして、やしきさんと番組を放映した毎日放送(大阪市)を相手に2200万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴。被告側は、発言の一部の間違いを認めながら、「娯楽番組は真実を旨とする報道番組とは違う」として名誉棄損を否定している。判決は22日に予定されており、娯楽番組でのトークがどこまで許されるのか、司法の判断が注目される。

 訴状などによると、男性は89年に女性タレントと結婚し、99年に離婚した。やしきさんはこの離婚について、毎日放送が05年10月18日深夜に放映した公開収録の娯楽番組「たかじんONE MAN」で、「別れるときは大変やった。最高裁までいってんから、裁判で」「男が絶対別れへん言(ゆ)うた」などと発言したとしている。

 男性は、元妻との裁判は大阪高裁で和解したうえ、元妻に「絶対別れへん」とは言っていないとして06年1月に提訴。同10月の本人尋問では「テレビで一方的に言われて反論できない。放送局も人権を考えた番組作りをしてほしい」と訴えた。

 これに対して被告側は、発言の「最高裁までいってんから」について「真実ではなかった」と認めた。一方で、「男が絶対別れへん言うた」の部分については「男性と女性タレントが離婚をめぐって争っていたことは明らかであり、作り話だったとまでは言えない」と反論している。

 やしきさんの発言が名誉棄損にあたるかどうかについては、「娯楽番組はフィクションや脚色を加えるなどして面白く見せる工夫が凝らされることがあり、一般的に名誉棄損の許容範囲は広い。発言部分の放送時間は約20秒であり、視聴者に深刻な印象は与えない」と主張し、訴えを退けるよう求めている。

 テレビ番組の真実性をめぐる訴訟では、テレビ朝日の報道番組「ニュースステーション」(当時)が99年に報じた埼玉県所沢市産野菜のダイオキシン問題で、テレビ朝日が「不適切な部分があった」として謝罪し、和解金1千万円を支払った例があるが、娯楽番組での発言をめぐって訴訟に発展する例は珍しい。

 やしきさんの所属事務所の話 コメントできない。

 毎日放送広報部の話 主張は裁判の過程で明らかにしている。

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