現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>テレビ・ラジオ> 記事 関西テレビ社長が辞任、検証番組も放送 捏造問題2007年04月04日02時15分 フジテレビ系「発掘!あるある大事典2」の捏造(ねつぞう)問題で、番組を制作した関西テレビは3日、千草(ちぐさ)宗一郎(そういちろう)社長(63)が引責辞任して取締役に降格し、後任に片岡正志常務(62)が昇格すると発表した。また同日夜、捏造が起きた制作過程や原因などを検証した67分の自社制作番組を全国ネットで放送した。放送界を揺るがす事態となった同局の捏造問題は、1月20日の発覚から約2カ月半で、一応の区切りを迎えた。
3日午後開いた臨時取締役会で、千草氏の降格=3日付=と片岡氏の社長就任=4日付=を決めた。フジテレビ出身の出馬迪男(いづま・みちお)会長(70)は留任する。また全役員が6月の賞与を全額返上する。出馬会長と角(すみ)和夫代表取締役、コンプライアンス(法令順守)担当の山本紘(ひろし)専務は役員報酬の20%を3カ月間返上。その他の常勤取締役は厳重注意処分とした。 会見した千草氏は、冒頭で「一連の対応にめどがついたので経営責任を取ることにした」と辞任を表明。捏造発覚から2カ月半たって辞任を決断した理由について、「自分から辞めた方がいいのか迷ったが、事実関係の把握と原因究明、再発防止にめどがつくまでが私の責務と考えた」と説明した。取締役として残ることについては、片岡氏が「現場に精通しているので、再発防止に取り組むためにも残って頂きたいと私からお願いした」と語った。 関テレは、1月末に捏造問題を総務省に報告したが、「内容が不十分」とされ、2月7日に提出した報告書も菅(すが)総務相から、同局の責任に触れられていないとの指摘を受け、同28日に再報告書を出した。だが、3月30日に総務相名で行政指導では最も重い「警告」を受け、総務省が放送法改正案に新たな行政処分を盛り込む事態も招いた。千草氏は「放送界全体に対する不信を招いたことを反省している」と話した。 千草氏は会見で、「よくまとまっており、説明責任は十分果たせたと考える。この番組が再生のスタートになる」としたが、3月23日に公表された社外有識者による調査委員会の報告書を超える内容はなかった。 関テレは、番組打ち切りを決めた際は会見を開かず、2月7日の社内調査報告書も当初は内容を公表しないなど、視聴者への説明責任を後回しにしているとの批判を受けていた。 PR情報 |