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重量感と、個性と WOWOW開局15周年、アニメに注目作並ぶ

2006年08月23日

 開局15周年を迎えたWOWOWがアニメに力を入れている。人気SF作家・冲方丁(うぶかた・とう)を中核スタッフに迎えた大河ミステリー「シュヴァリエ」、かわぐちかいじのマンガを原作とした「太陽の黙示録」の記念番組2本に、個性派アクション2作。夏から秋にかけ、注目作が並ぶ。

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「太陽の黙示録」

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「シュヴァリエ」

 19日から始まった「シュヴァリエ」(全24話)は、フランス革命直前のヨーロッパを舞台に、実在した騎士デオン・ド・ボーモンが姉の死の謎を探る。オカルト教団や怪物も登場し、ゴシックホラー的な味を醸し出す。

 「マルドゥック・スクランブル」で03年の日本SF大賞を受賞した冲方が、原作とシリーズ構成(脚本のまとめ役)を担当。実在のデオン同様、主人公は王の密命を受け、ロシアや英国をわたり歩く。「彼の動きを追うと当時のヨーロッパの歴史がたどれる。史実とフィクションをうまくミックスし、『三銃士』や『ベルサイユのばら』に匹敵する面白い作品にしたい」

 5日から放映中の「ケモノヅメ」(全13話)は、宿敵だった「食人鬼」一族の女を愛してしまい、共に逃避行する剣士の物語。見ものは、ラフな絵が豪快に動くアクション。映画「マインド・ゲーム」で注目された湯浅政明監督の独特のセンスが光る。

 「太陽の黙示録」は、列島を分断する大震災のために米国・中国に分割統治された日本と、難民化した日本人の苦闘を描く。9月17・18日に各80分のスペシャル番組で放映、映画のようなスケール感を目指す。

 11月放映予定の「TOKYO TRIBE2」は、族(TRIBE)同士の抗争に明け暮れる若者たちの物語。井上三太の原作マンガは、荒々しい暴力と性、ストリートカルチャーの描写でカルト的人気を誇る。

 4作を通じて浮かび上がるのは、はやりの「萌(も)え」とは違う重量感と個性。WOWOW宣伝部の中井由佳さんは「他局との差別化を図り、これからもカッティングエッジ(先端的)な作品をそろえたい」と話す。

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