現在位置 : asahi.com > 文化芸能 > 芸能 > テレビ・ラジオ > 記事 ここから本文エリア

総務省、NHKへ3月末に要請 「拉致」重点扱い

2006年10月18日

 総務省がNHKに対し、短波ラジオ国際放送で拉致問題を重点的に扱うよう口頭で要請していたことが分かった。今年4月1日付の命令書を3月末に交付する際に、総務省幹部がNHKの橋本元一会長を同省に呼んで口頭で伝えた。拉致問題をめぐっては、菅総務相が先週、重点扱い命令に前向きの姿勢を表明したが、その伏線があったことが明らかになった。

 放送法では、NHKの短波ラジオ国際放送に対して、国費が投入される見返りに総務相が放送事項を指定する「命令放送」ができることが定められている。ただ、これまでの命令は考え方の大枠を示すにとどめており、4月1日付の命令でも文書の上では「時事」「国の重要な政策」「国際問題に関する政府の見解」の3点に関する報道・解説となっていた。

 総務省側が3月末、命令に基づいて重点的に扱ってほしいと口頭で求めたのは「拉致」のほか、「テロ」と「自然災害」。この要請はその後、NHKの担当部局にも伝えられたという。番組内容に影響を与えたかどうかははっきりしない。

 政府は今年3月、安倍官房長官(当時)の主導で拉致問題専門幹事会に分科会をつくるなど、拉致問題への取り組みを強めていた。総務省の要請はこうした動きを踏まえたものとみられる。

PR情報


この記事の関連情報


ここから広告です
ここから広告です
広告終わり

マイタウン(地域情報)

∧このページのトップに戻る
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。 Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.