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華麗なるドラマ再放送 終了を待たずに土日昼に特集2007年02月16日 放送中のテレビドラマの再放送やダイジェスト版が、土日の午後を中心にテレビをにぎわせている。ドラマの視聴率が長期低落傾向にある中、今や番組宣伝の切り札的存在になり、各局とも戦略的なラインアップ作りに知恵を絞っている。 1月期のドラマで視聴率トップを行く「華麗なる一族」(TBS系)。関東地区では、第2話が放送される7時間前の1月21日午後2時に、前週に放送されたばかりの第1話が再放送された。その前日の20日午後には、同じTBSで「高視聴率御礼!! 特別版 花より男子完全ガイド」が放送され、相前後して日本テレビで「ハケンの品格徹底ナビ」、テレビ朝日で「エラいところに嫁いでしまった! 1&2話大好評アンコールSP」、テレビ東京でも「李香蘭&おりんSP!」が放送された。いずれも1月期ドラマの再放送やダイジェストを交えた番組だ。 ◆宣伝の定番に 「ここ数年、視聴率を少しでも上げようと打つ手の定番になった」と話すのは日本テレビ編成部の吉田和生さん。連続ドラマは、1話目を見ないと2話目を見てくれない。「ならば、見逃した分を見直してもらって本放送に戻ってもらおう」と各局がしのぎを削る。1話、2話といった序盤に再放送もしくはダイジェスト版を放送して本放送につなげるパターンや、全話の中盤や終盤にさしかかるころに「まだまだ間に合う!」などと銘打って集中放送することが多い。 先鞭(せんべん)をつけたのはTBS。00年ごろから夕方や深夜に、本放送の途中でそこまでの回を再放送する試みを始め注目された。背景には、90年代終盤ごろから顕著になった、ドラマの視聴率低下があった。 同局編成部の伊佐野英樹担当部長は、「視聴率へ好影響があったのは事実。ドラマファンでも同時期に見続けられるのは2、3番組なのだから、視聴者を取り戻すために今の積極的な流れになった」と語る。 フジテレビは、平日午後2〜5時にレギュラー番組を置かない「チャンネルα」(関東地区)という放送枠を活用している。例えば昨秋の「1リットルの涙」は、中盤に1〜6話を連日再放送した結果、前半の平均世帯視聴率13.8%が、後半平均は16.6%にアップした(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同じ)。和田行編成副部長は「カンフル剤と位置づけて再放送を利用している。必ずしも好結果が出るわけではないが、おおむね視聴率は上がっている」という。 ほかに、ドラマ開始直前に、同じ主演俳優の過去の作品、続編やリメークなら前作を集中的に再放送して新作ドラマへ誘導する手法も当たり前になった。映画化されたドラマを映画公開直前に再放送するのも派生系。最近ではテレビ朝日の「TRICK」やフジの「大奥」などがあった。 ◆効果には差も 再放送の利用価値は高まったが、「作品の良しあしや、時間帯や放送時期によって効果の差が出ることも分かり始めてきた」というのが各局の共通認識。ヒット作、秀作をどれだけ抱えているか、新作の直前が良いのか、間を空けて放送するのが良いのか。まだまだ工夫の余地はあるという。 昨年10月、フジテレビが99年1月に放送した「古畑任三郎VS.SMAP」をゴールデンタイムに再放送したところ、視聴率が22.7%となり他局を驚かせた。「ドラマは金も人手もかけている。もっともっと有効利用して良いはずだ」と和田さん。再放送はまだまだ楽しめそうだ。 PR情報この記事の関連情報
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