現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>テレビ・ラジオ> 記事 朝って何時から? FM局が改編、狙うは早起き中高年2007年05月11日16時58分 午前3時は深夜? 早朝? では朝は何時から? FMラジオでこの4月、午前3〜5時の番組を、夜更かしの若者向けから早起きの中高年向けの内容に切り替えた局が目立つ。懐かしいDJたちの復活も相次ぐ。ターゲットはそろそろ朝が早くなった団塊の世代だ。
TOKYO FMなど38局で作るJFNで始まったのは、その名も「デイブレイク(夜明け)」。火曜〜金曜日の午前3時(月曜〜木曜の27時)から2時間、全国34局で生放送されている。日替わりでDJをつとめるのは、ビートルズのレコード解説も手がけた音楽評論家の木崎義二さん、60年代からDJを続ける神太郎さんらベテラン4人。 かけるのは60、70年代の洋邦ポップスのスタンダード曲に限り、イントロからエンディングまでフルにかける。曲の途中にしゃべりは挟まない。しゃべりのバックに音楽を流さない……。制作するJFNの大河内悟・取締役制作部長は「FM放送の原点に戻りました」という。 3月まではヒップホップや若手お笑い芸人、元ホストのタレントらの番組だった。音楽中心だったFMが若いミュージシャンやお笑いタレントらをDJに起用して「AM化」したのは90年代中盤。芸能から生活情報まで取り入れようという狙いだった。が、その後、欲しい情報はラジオから受け取らなくてもインターネットで探せる時代に。 大河内部長は「日常自体が情報過剰な時代。『夜中くらい一人にしてくれよ!』という人が増えているんじゃないか。そうした人にも聴ける番組が必要」という。JFNの伊達寛社長も「若いリスナーからの反応が良くてうれしい。予想外でした」という。 一方、開局以来18〜35歳をターゲットとしてきたJ―WAVEも4月、午前4時からオールディーズとクラシックを流す新番組「スティル・シャイン」をスタートさせた。「まだ輝いている」「まだ若い」を連想させる番組名で、斎藤日出夫編成局長は「団塊の世代をリスナーに想定しています」と認める。 ともにライバルとして意識しているのがNHKで92年から続く「ラジオ深夜便」だ。大河内部長は「歌謡曲や朗読などが多い『深夜便』に満足できないリスナーはうちの仲間に入って来るのでは」と期待する。 では、朝は何時からか。伊達社長は「昔は7時くらいだったが、今では4時かな」。大河内部長も「4時。ただし流通業界や受験生など、深夜早朝が活動のピークという人も多いので、番組では『こんばんは』『おはよう』という言葉は禁句にしています」。 「朝」の開始を早くしたい裏には、深夜より早朝の番組の方がスポンサーがつきやすいという事情もある。斎藤局長は「夜より朝を売りたい」と明かす。 PR情報 |