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岡林、頭脳警察…放送禁止歌20曲放送へ TBSラジオ

2007年07月21日19時00分

 岡林信康の「手紙」、頭脳警察の「銃をとれ」……。60年代から70年代にかけ発表されながら、差別的表現を含むなどとして長らく「放送禁止歌」とされていた往年のフォークソングが22日、ラジオの特番で一挙に流される。歌が封印された背景を解きあかしつつ、放送界の規制のあり方も考えたいという。

 番組はTBSラジオで午後7時から放送予定の「TABOO SONGS〜封印歌謡大全」。

 被差別部落問題を扱った「手紙」のほか、日本民間放送連盟(民放連)のランクでA(放送しない)に分類された、その名も「放送禁止歌」(山平和彦)や「シンボル・ロック」(梅宮辰夫)など、発売中止になったものなども含め約20曲を紹介する。

 「放送禁止」の根拠は、民放連が59年に定めた「放送音楽などの取り扱い内規」に基づく「要注意歌謡曲」の指定制度。ただ、これは放送局に示したガイドラインに過ぎず、制度自体も83年に廃止されている。にもかかわらず、多くの曲が再検証もされず放送されないままになってきた。「世界平和 支離滅裂 人命尊重 有名無実……」と四字熟語が延々と続く歌詞の「放送禁止歌」がなぜ「要注意」なのかなど、理由が不明なものも少なくない。

 映画「A」の森達也監督が99年に制作したドキュメンタリー「放送禁止歌」は、こうした実情を取材し、実態のない「禁止」「規制」と事なかれ主義が広がる放送現場を描いて反響を呼んだ。今年4月には、自主規制の経緯などを解説した石橋春海氏の「封印歌謡大全」も出版されている。

 今回の特番はこうした作品に触発されて制作した。TBSラジオの三条毅史プロデューサーは「差別用語などに過剰反応して臭いものにふたをする態度は、かえって危険」とした上で、「歌全体に込められたメッセージを伝えたい」と企画の狙いを話す。「真剣に取り上げるなら」と番組審査部も理解したという。

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