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「あるある」その後 関テレ挑戦中 あえて健康番組開始

2007年11月27日15時21分

 関西テレビは、今年1月に発覚した同局制作の「発掘!あるある大事典II」捏造(ねつぞう)問題の再発防止策の一環として、今秋、三つの新しい番組を相次いで始めている。うち一つは健康情報番組。局内の改革も続いている。新番組を中心に、同局の取り組みを探った。

 今秋スタートしたのは、科学的要素を含む健康情報番組「S―コンセプト」、ニュースやバラエティーの作り方などを紹介する「別冊カンテレ批評」、バラエティー番組「オッチモ!」。いずれも関西地方で放送する。

 「S―コンセプト」は、もう一度「発掘!あるある大事典II」と同じ分野に取り組む。Sはサイエンスの頭文字。放送日程は固定していないが、月1回程度、土曜か日曜の午後の予定だ。

 25日に放送された第1回では、効果が気になるダイエット方法を視聴者に聞き、ランキング上位の方法について、内科・糖尿病専門医ら100人のアンケートを基に検証した。12月以降は、調理方法による栄養素の変化、長寿の人たちの健康法などをテーマに来年3月まで放送する予定だ。

 捏造問題では、情報の正確さよりわかりやすさや面白さを優先する手法が批判された。その反省から、S―コンセプトは「この方法がやせる」など、断定的な伝え方は避ける。「様々な考え方を提示する方法が、時流に合っている」と西畠泰三・編成局局長は話す。

 月1回放送する「別冊カンテレ批評」は、批判性が高い視聴者を増やすメディアリテラシー向上のための番組としてスタートした。関西テレビでは従来、自己検証番組を放送しており、それを拡充させた番組と位置づける。

 週1回深夜に放送する「オッチモ!」は、様々な企画に挑戦することで制作スタッフを育成し次世代を担う番組の在り方を探る。これまでタレントの一人旅や、異分野で活動する同年齢の2人による対談を放送してきた。

 同局は10月、再発防止策の実施状況をまとめた報告書を、社外取締役や有識者らでつくる第三者機関「関西テレビ活性化委員会」(委員長・浅田敏一弁護士)に提出。再生へ向け順調に推移していると認められたが、委員会からは「経営機構改革に向け、努力継続を」「数値目標だけでなく放送局としての将来ビジョンを示してほしい」など意見がついた。

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