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「ハッスル」、紅白に真っ向勝負 大みそかに地上波放送

2007年12月25日13時57分

 芸能人らの参戦で話題のプロレス「ハッスル」が、大みそかの午後9時半からテレビ東京系列で放送される。紅白歌合戦、K―1など強力な番組が同じ時間帯に並ぶなか、プロレス番組が異例の真っ向勝負を挑む。

 元横綱曙、体操の五輪銀メダリスト池谷幸雄、人気アニメの主人公のケロロ軍曹、元岩手県議のザ・グレート・サスケ……。さいたまスーパーアリーナで31日に開かれ、当日夜に2時間にわたって録画放送される「ハッスル祭り」は、異色かつ豪華な顔ぶれがリングに上がる。

 番組を担当するテレビ東京の伴田昭典プロデューサーは「プロレスを超越する新しいソフト。平均視聴率は2ケタを目指す。1分でもいいから瞬間視聴率で紅白に勝ちたい」と意気盛んだ。

 04年に始まったハッスルは、選手が善玉の「ハッスル軍」と悪役の「高田モンスター軍」に分かれ、リングの内外で争う。運営会社ハッスルエンターテインメントの山口日昇(のぼる)社長によれば「日本が誇る漫画やアニメといった文化の実写版」。プロレスラーの小川直也が流行させた、両腕と腰を前後に振る「ハッスルポーズ」は有名だ。

 ハッスルの勢いに注目したテレビ東京は9月から興行などの放送を始めた。平均世帯視聴率は少しずつ伸び、今月2日の放送は5.2%(ビデオリサーチ調べ。関東地区)を記録。テレ東の日曜夕の番組では「女子ゴルフを除けばトップに近い数字」という。

 伴田プロデューサーは「あり得ないことが起きるのがハッスルの最大の魅力」と指摘する。

 角界を極めた曙が「モンスター・ボノ」という赤ん坊キャラで参戦。おしゃぶりを口にし、「バブー」と赤ちゃん言葉を使う。天龍源一郎、川田利明らレスラーに加え、タレントのレイザーラモンHG、インリン・オブ・ジョイトイも重要なメンバー。元プロ野球巨人のクロマティや狂言師の和泉元彌も参戦した。

 山口社長は「かつてプロレスには格闘技とエンターテインメント性が同居していたが、格闘技の要素はK―1などに持っていかれた。だからこそハッスルでは真剣にファンタジーをつくりたい」。

 来年はゴールデンタイムでの放送の定着を目指す。それだけに山口社長は「大みそかは第一歩。ここでこけたら後がない、というがけっぷちの気持ちです」と話した。

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