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TBSの収録音源、NHKが無断使用 ラジオ名人寄席

2008年03月28日20時30分

 NHKは28日、ラジオ第1放送の番組「ラジオ名人寄席」で放送した古典落語について、収録元だったTBSから許可を取っていなかったと発表した。番組司会の玉置宏さんの所蔵作品を使っていたが、NHKが著作権処理の確認を怠っていた。玉置さんは番組を降板する。

 無許可で音声を使用したのは、今年2月10日に放送した先代の林家正蔵の高座。聴取者から「87年にTBSラジオで放送されたものでは」との指摘を受け、調査したところ、74年の東京・鈴本演芸場での高座を、TBSラジオが放送した音声だったことがわかった。正蔵のせきや間の取り方が、TBS放送分と同じだったという。

 番組では原則、玉置さん所蔵作品の中から、NHK制作・放送分や、著作権処理された市販のレコード、CDに限って使っていた。玉置さんから提供されたテープには、著作権処理に必要な「レコード番号」が明示され、それに基づいて著作権処理したが、その番号は別の正蔵作品集のものだったという。

 NHKは今後、TBSや正蔵の権利継承者に未払いの著作権料を支払う予定。聴取者からは、ほかにも十数件でTBSのラジオとテレビの音声に似ているとの指摘があり、確認している。TBS広報部は「現在詳細な調査をNHKで行っていると聞いている。事実関係がはっきりするのを待って、再度NHKに説明を求め、対処したい」とコメントしている。

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