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BS発連ドラ 骨太作で地上波に対抗

2008年04月07日15時52分

 連続ドラマを制作することで視聴者を引き込もうとするBS放送が増えている。今月、WOWOWは初の連ドラに挑戦し、BSフジは若い女性をターゲットにした作品を放送する。中堅・ベテラン脚本家を起用し、地上波よりも骨太でアダルトな作品を目指している。

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 WOWOWのドラマは6日放送が始まった医療サスペンス「パンドラ」。主人公の内科医ががんの特効薬を発見するが、製薬会社の思惑などが絡んで意外な展開に。内科医には三上博史。柳葉敏郎、小西真奈美らが共演する。

 三上は、制作発表の席で、地上波ドラマに対して「突っ込み切れない限界を感じていた」と話した。「今回は水を得た魚のように楽しい」

 青木泰憲プロデューサーは連ドラ参入の背景として「海外ドラマが日本でも評価を得ている」点を挙げる。「CSI:科学捜査班」などを見ている40〜50代がWOWOWの支持層と重なるのだという。

 脚本は「きらきらひかる」「白い巨塔」などを手がけた井上由美子。フジテレビの河毛俊作らが演出する。

 河毛は「抱きしめたい!」などトレンディードラマ初期からのトップディレクター。しかし地上波では「エッジの立ったものがやりにくくなってきた」と指摘する。多くの視聴者の目に触れる分、難解なテーマを避ける傾向が強いという。スポンサーとの関係で題材が限定されることも。

 今回は「物議を醸すような社会問題を、娯楽作品として描きたい」と意気込む。WOWOWは有料放送だけに「視聴者の顔が見えやすい。お金を払って見てくれることへのプレッシャーもあります」。

 BSフジで10日開始の「ジュテーム」は、高級娼婦(しょうふ)として働きながらも、しなやかに生きる女性の物語。日・伊・カナダ合作映画「シルク」に出た芦名星が主演する。

 「金曜日の妻たちへ」「男女7人夏物語」などのベテラン鎌田敏夫が脚本を書いた。 最近の地上波の連ドラは、「はやり」を意識しすぎている、と鎌田は危機感を持つ。「はやりを追いかけるのではなく、ドラマからはやりを出していかないと」

 鎌田が執筆したノベライズが出版されるほか、コミック化なども企画。「BSはどんどん面白くなっていく。地上波のまねはしないでほしい」(高橋昌宏)

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