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NHK番組改変、賠償命令判決見直す可能性 最高裁弁論

2008年04月24日11時52分

 旧日本軍による性暴力をめぐるNHKの番組が放送直前に改変されたとして、取材を受けた市民団体がNHKなどに損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第一小法廷(横尾和子裁判長)は24日、NHK側、市民団体側双方の意見を聞く弁論を開いて結審した。判決は6月12日。

 07年1月の二審・東京高裁判決は、取材を受けた市民団体「『戦争と女性への暴力』日本ネットワーク」(バウネットジャパン)に番組内容に対する「期待権」があることを認め、200万円の賠償をNHK側に命じた。しかし、最高裁が結論の見直しに必要な弁論を開いたことで、NHK側に有利な方向で二審判決が見直される可能性がある。

 NHK側はこの日の弁論で、「主観的で不定形な期待権によって、『報道(放送)の自由』の制限を認めるのは誤りだ」と主張した。

 バウネット側は、二審判決が「NHK側は国会議員などの意図を忖度(そんたく)し、当たり障りのないよう番組を改変した」と認定したことを挙げて、「NHKは『放送の自由』や『編集の自由』の名のもとに法的保護を受ける基礎を失っている」と反論した。

 番組は01年1月30日放送の「ETV2001 問われる戦時性暴力」。旧日本軍の性暴力を民間人が裁く「女性国際戦犯法廷」を取り上げた。

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