【大畠正吾】山田洋次監督(81)の新作「東京家族」の上映会が全国封切り翌日の20日、宮崎県日向(ひゅうが)市であり、山田さん自らが舞台あいさつに立った。映画館のない街だが、ロケ地誘致運動を機に19年間交流を続ける地元住民らが主催。市のホールを埋めた市民約1200人を前に、山田さんは「これだけ盛大な上映会は全国どこにもない」と語った。
主催したのは、「男はつらいよ」のロケ地誘致運動をきっかけに1994年、地元にできた「山田会」。「映画館のない日向の市民に山田作品を見せたい」という熱意が山田さんを動かし、これまでに「武士の一分」や「母(かあ)べえ」などを全国に先駆けて上映し、女優の吉永小百合さんらもあいさつに立ってきた。
2000年には「十五才 学校」で念願の日向市ロケも実現。11年には、市をあげて山田さんの監督50周年を祝った。
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