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2012年2月16日7時40分

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博物館職員の熱意通じる 空海の曼荼羅、96年ぶり公開

写真:「金剛界曼荼羅」=重要文化財、長野市立博物館提供拡大「金剛界曼荼羅」=重要文化財、長野市立博物館提供

写真:「鉄鍬形」=重要文化財、長野市立博物館提供拡大「鉄鍬形」=重要文化財、長野市立博物館提供

 密教の教えを視覚的に表現し、真言宗を開いた空海が日本に伝えたと言われる「両界曼荼羅図(まんだらず)」。鎌倉時代までさかのぼる古作の一つとされる、長野市の清水寺(せいすいじ)所蔵の曼荼羅図と、兜(かぶと)の鉢に取りつける「鉄鍬形(てつくわがた)」(いずれも国の重要文化財)が、同市の市立博物館で96年ぶりに公開されている。調査に訪れた博物館職員の熱意にほだされ、住職が快諾した。

 「両界曼荼羅図」は、大日如来の知恵を表した「金剛界」と慈悲を表した「胎蔵界」の曼荼羅が一対となっている。いずれも絹本で縦約104センチ、横86センチ。1800体を超える仏たちの姿を描く。13世紀(鎌倉時代)の作とみられる。

 一方、「鉄鍬形」は長さ約42センチ。兜前面に装着する飾り物の一種で、鉄の上に雲竜文を表現した金銅板をはめ込む。12世紀(平安時代)のものとされる。

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