2009年6月6日19時21分
どこでもドアから現れるドラえもん。開館へ向けて描かれた
3階から望んだ屋外広場。右は飲食スペース。(C)藤子プロ
「藤子・F・不二雄ミュージアム」(仮称)の基本計画案を、川崎市が4日発表した。施設整備に向け、市と藤子・F・不二雄プロ、妻の藤本正子さんの間で同日、覚書も締結。名称は仮称をそのまま使う予定で、ドラえもんの誕生日に合わせ11年9月3日の開館を目指す。
基本計画案や覚書によると、同市多摩区長尾2丁目にある生田緑地のボウリング場跡地約5千平方メートルを、市が小田急電鉄から借りて提供。藤子プロなどが10年春から1年かけて鉄筋コンクリート3階建ての建物(延べ床面積約3300平方メートル)を建設し、市へ条件付きで寄付する。藤子プロなどが指定管理者として運営する。
市は緑化や最寄りの3駅に続く歩道の整備、大規模な修繕費用を担う
1、2階に展示室を設け、1階の収蔵庫の原画約5万点から選んだドラえもんやオバケのQ太郎、パーマンなどの代表作を展示。1階に作品が生み出された書斎を再現、限定グッズなどの販売店を置く。2階にマンガを読めるライブラリーやオリジナルの短編アニメを上映する映像展示室、3階の飲食スペースから森に囲まれた屋外広場が続き、くつろげるようにする。
利用料金は大人千円、中高生700〜800円、小学生400〜500円程度で検討する。入場者は1日4回入場時間を決め、1回最大500人程度の予約制とし、年間50万人を目標にする。
藤子プロの伊藤善章(ぜんしょう)社長(60)は「子どもがみる最初の映画がドラえもんと言われるが、最初に訪れるミュージアムになれればうれしい」と語った。藤本正子さんは「夫の残した原稿がミュージアムとして残っていくのがなにより楽しい」と喜んでいるという。(小島泰生)