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芥川賞候補にイラン人女性 4月には文学界新人賞

2009年7月2日5時0分

 第141回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が発表され、イラン人女性のシリン・ネザマフィさんが芥川賞候補に上った。非漢字文化圏の出身者で芥川賞候補となるのは、米国人のリービ英雄さん、スイス人のデビット・ゾペティさんに続いて3人目。ネザマフィさんは4月、文学界新人賞に選ばれた。

 また、芥川賞候補には劇作家の本谷有希子さんと戌井昭人さん、直木賞候補には映画監督の西川美和さんが入り、異ジャンルで活躍する書き手が賞レースをにぎわせることになった。直木賞の貫井徳郎さんの候補作は「週刊朝日」で連載された。

 候補作は次の通り。(敬称略)

 【芥川賞】磯崎憲一郎「終(つい)の住処(すみか)」(新潮6月号)▽戌井昭人「まずいスープ」(同3月号)▽シリン・ネザマフィ「白い紙」(文学界6月号)▽藤野可織「いけにえ」(すばる3月号)▽松波太郎「よもぎ学園高等学校蹴球(しゅうきゅう)部」(文学界5月号)▽本谷有希子「あの子の考えることは変」(群像6月号)

 【直木賞】北村薫「鷺(さぎ)と雪」(文芸春秋)▽西川美和「きのうの神さま」(ポプラ社)▽貫井徳郎「乱反射」(朝日新聞出版)▽葉室麟「秋月記」(角川書店)▽万城目学「プリンセス・トヨトミ」(文芸春秋)▽道尾秀介「鬼の跫音(あしおと)」(角川書店)

 選考会は7月15日午後5時から、東京・築地の新喜楽で開かれる。

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