2009年7月3日15時6分
「藤子・F・不二雄大全集」の第1期33巻
長く出版が途絶えて「幻のマンガ」と呼ばれていた「オバケのQ太郎」が復活する。小学館が24日から刊行する「藤子・F・不二雄大全集」に収録されることになった。総額5万610円の第1期刊行分に、すでに2千セットの予約が入っている。
藤子不二雄名で描かれたマンガのうち、ほとんどは藤子不二雄(A)さんと故藤子・F・不二雄さんが単独で描いていた。しかし完全な合作だった初期の「Q太郎」は80年代に中央公論社(当時)が出した全集に収録されたが、90年代以降絶版状態で、古書市場では1冊数千円の高値で取引されていた。
小学館は今回の全集で、藤子不二雄(A)さんとの合作を含め、藤子・F・不二雄さんの全作網羅を目指し、「Q太郎」の収録が実現した。「Q太郎」と同様に出版が途絶えていた「ジャングル黒べえ」も収録される。
藤子プロと小学館は「マーケティング戦略の中で復刊の機会を探っていた。今回の全集刊行を好機ととらえた」としている。
全集には、雑誌に掲載された「ドラえもん」約1300話のうち単行本化されていなかった約100話も初めて収録される。第1期刊行分は「パーマン」「エスパー魔美」などを加えた8作品33巻。A5判で各巻220〜770ページ。来年8月に刊行開始の第2期(巻数未定)で完結の予定だ。(小原篤)