ジャズの街、十三(じゅうそう)の復活を――。そんな活動が7日、10年を迎える。風俗の街から音楽の街へ、地元の挑戦が続く。
1960年代、阪急十三駅(大阪市淀川区)かいわいにはキャバレーやクラブが並び、ジャズのフルバンドが生演奏をしていた。
それも今は昔。十三に住む演奏家はいるが、仕事の主戦場はキタに移った。十三は風俗店が増え、演奏の場はほとんどないという。
2003年8月、十三本通り商店街の長安寺境内で、ジャズを楽しむ「音楽十三夜」が開かれた。その後、銭湯や居酒屋、喫茶店や図書館でほぼ毎月続けたが、04年8月、旗振り役の前住職長洲真さんが70歳で急逝し、中断してしまう。
その復活を手がけたのが、地域情報紙「淀川散歩」の佐々木博史編集長(59)だ。「昔ジャズにはまった60〜70代が懐かしいと感じるイベント」を企画。09年7月、「十三ジャズ」として再出発した。
ジャズを聴ける店やライブハウスの地図作りに、路上ライブを呼び込む構想も。十三フレンドリー商店街に頼み、アーケードで流れる曲にジャズを含めてもらった。商店街の横田圭司理事長(57)は「ファンは遠くからでも聴きに来る。ジャズをきっかけに十三の良さを知ってほしい」。
8回目の十三ジャズは7日午後2時、ホテルプラザオーサカ(大阪市淀川区)で。浅井良将&9ピース、島谷理子さん出演。前売り3500円。問い合わせは実行委(06・6307・5699)。