【佐久間泰雄】タレントのビートたけしさん(66)が8日、瀬戸内海の小豆島(香川県)を訪れ、自身が構想した瀬戸内国際芸術祭の出展作品を見学した。
【特集】瀬戸内国際芸術祭可動式の作品で、地響きのような音とともに井戸からおのが刺さったオブジェが現れ、約8メートルの高さで水をはくもの。タイトルは「ANGER from the Bottom」(地底からの怒り)で、地域社会を結ぶ象徴だった井戸が使われなくなったメッセージが込められている。たけしさんが構想し、現代美術家のヤノベケンジさんが制作。春の瀬戸内国際芸術祭で出展され、20日に始まる夏会期でも目玉作品の一つとなる。
小豆島を初めて訪れたというたけしさんは「美術館で見たときよりも違和感がなくて感動した。醤油(しょうゆ)蔵の井戸があった所におくことができて、みごとにはまった。妙な気持ちでなんだか怖い」と語った。
ヤノベケンジさんは「作品が水の神様としてまつられ、何か必然的な大きな力が働いたような気がする。たけしさんは時代精神を読み取る現代のシャーマンかもしれない」と話した。