【織井優佳】数々の名作映画に出演し、4月14日に90歳で亡くなった俳優の三国連太郎さんのお別れの会が19日、東京都内のホテルで開かれた。山田洋次監督や俳優の津川雅彦さんら、映画やテレビの世界で共に生きた仲間やファンら約千人が別れを惜しんだ。
映画「釣りバカ日誌」シリーズで22年にわたりコンビを組んだ俳優の西田敏行さんは「183本の映画を三国連太郎として演じきったその道は、あなただけの一本道。同時代を生きた後輩として誇りに思う」と別れの言葉を述べた。
喪主で長男の佐藤浩市さんは大きな遺影の前で、父が舞台で演じた老名優のセリフ「役者は人の記憶の中に残りたい」を引き、「『いや、役者ってのはもっと刹那(せつな)的なもんだ』と片頬を緩めて言う姿を思い浮かべた。『しゃらくせえ』と背を向けるのか、満足そうに来世に歩いて行くのかわからないが、どうぞ三国の姿を目に焼き付けて送っていただきたい」とあいさつした。