NHK経営委員会は23日、経営委員長に浜田健一郎・ANA総合研究所会長を互選した。再任となる。ナンバー2の委員長職務代行者には上村達男・早大法学部教授を選んだ。
浜田委員長は記者会見で、目下の最重要課題として、受信料値下げによる減収を契約数の増加で補うことなどを目指す現経営計画の着実な遂行に言及。「執行部とは適切な緊張関係を保ちながら協力し、NHKがより一層評価され、信頼されるよう努力していきたい」などと述べた。
浜田委員長は、来年1月に任期満了を迎える松本正之会長の後任選びも主導することになる。経営委はこの日、会長を選任する「指名部会」を立ち上げた。松本会長の続投の可能性については、「これから議論していく」(浜田委員長)という。
NHK経営委員長は、国会同意で選ばれた経営委員の互選で決まる。安倍政権は当初、6月にいったん任期が切れた浜田氏の後任に別の経済人を充てる方針を固め、国会に同意を求めようとしていた。だが当時、野党が過半数を占めていた参院で否決される可能性が浮上し断念。急きょ浜田氏が委員に再任されていた。